【フリーランスの開業届】出さないとどうなる?メリット・デメリットを解説

【フリーランスの開業届】出さないとどうなる?提出するメリット・デメリット

フリーランスが開業届を出さないとどうなる?提出するメリットとデメリットを詳しく解説。そもそも、開業届は個人事業主が事業を始めるときに提出しなければいけないもの。そうなると、フリーランスの方は提出する必要があるのでしょうか。こちらでは、開業届を提出するメリット・デメリットから具体的な提出する方法までご紹介します。

この記事でわかること
  1. 開業届を提出する「メリット」と「デメリット」がわかります
  2. 開業届を提出する「流れ」が分かります
  3. 開業届の提出に迷ったとき、どうすれば良いかわかります

【フリーランスの開業届】出さないとどうなる?メリット・デメリットを解説

開業届とは?フリーランスが提出するメリット・デメリット

フリーランスの方は開業届を提出する必要があるのでしょうか。
こちらでは、開業届を提出するメリットとデメリット、それと「出さないとどうなる?」についてご紹介します。

まずはこちらを読んで、開業届に関する不安を払拭しましょう。

そもそも開業届とはなにか

開業届とは、ずばり「個人事業を始める宣言」です。

例えば、会社から独立したり、一人で個人事業を始めたりするとき、

編集部K
私はライターとして文筆活動をします。
編集部N
プログラマーとして案件ごとに仕事をします。
編集部Y
FXで資産形成をします。

といった宣言を、税務署にすることです。

では、そもそもフリーランスは開業届を提出する必要があるのでしょうか。

そもそも、フリーランスという言葉は公的なものではありません。
ですから、考え方としてはフリーランスが開業届を提出する必要があるかどうか、ではなく、「個人事業を始めるかどうか(始めているかどうか)」で判断するようにしましょう。

そのとき、個人事業を始める方は全て開業届を提出しなければなりません。
決して「フリーランスは提出しなくていい」というわけではございません。

そして、開業届を提出することで、その方は「個人事業主」となれるのです。

個人事業主が開業届を提出するメリット

フリーランスの方が開業届を提出するメリットは大きく3つあります。

1. 青色申告で「最大65万円の節税」が可能に

開業届を提出すると、最大で65万円の節税が可能になります。

【Q】開業届を提出して、なぜ65万円も節税ができるの?

【A】青色申告を利用した確定申告ができるようになるからです。

開業届を提出した人は、「個人事業主」になることができます。
個人事業主になると、「確定申告」といって納税をするための手続きをしなければなりません。

このとき、確定申告のやり方の一つに「青色申告」というものがあるのですが、それを利用することで最大65万円の節税が可能になります。
もうひとつのやり方、「白色申告」ではこんなにも節税することはできないので、開業届を提出することは大きなメリットの一つと言えるでしょう。

【徹底比較】青色申告と白色申告の違いって?メリットやデメリットをご紹介

【徹底比較】青色申告と白色申告の違いって?メリットやデメリットをご紹介

2. フリーランスなのに、「退職金」がもらえる

開業届を提出すると、フリーランスにも関わらず「退職金」を受け取ることができます。

【Q】どうやって退職金を受け取ることができるの?

【A】小規模企業共済に加盟して、退職金を受け取ることができます。

開業届を提出すると、「小規模企業共済」に加盟することができます。

こちら、個人事業主などの小規模事業者を対象とした積み立て式の退職金制度。

個人事業を辞めるとき、掛け金に応じて共済金をもらうことができます。

小規模企業共済|小規模企業共済(中小機構)

補足

掛金は全額所得控除されるので、税制上のメリットとしてもGood。

ですが、納付期間には注意が必要です。
20年未満だと、受取額が掛金の合計額を下回ってしまいます。

3. 屋号を手にして、社会的信用がUPする

開業届を提出すると、屋号が手に入るので社会的信用がUPします。

【Q】屋号って何?

【A】個人事業の名前のことで、法人でいう「社名」に相当するものです。

開業届には、「屋号」の記入欄があります。

屋号名義の銀行口座やクレジットカードを作ると、プライベートと仕事との「お金の管理」が楽になります。
あとは、屋号そのものが法人でいう「社名」に相当するものと言われており、社会的信用の獲得に繋がります。

【個人事業主】開業届の屋号って後から変更できる?社名代わりになる名前の付け方

【開業届】個人事業主の屋号の基礎知識と名付け方|あとから変更ってできる?

開業届を提出するデメリットって?出さない or 提出が遅れた場合

フリーランスの方が開業届を提出するデメリットは大きく3つあります。

1. 青色申告の手続きは複雑

開業届を提出すると、青色申告を利用して最大65万円の節税が可能ですが、その手続きが大変です。

【Q】手続きの何が大変なの?

【A】①青色申告承認申請書の提出、②複式簿記での会計管理が大変と言われています。

実は、開業届を提出するだけで「青色申告」による確定申告をすることはできません。
「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。

無事、青色申告ができるようになったとしても、「青色申告」自体、白色申告よりも複雑な手続きになります。
「複式簿記」という複雑な会計管理が求められるので、必要に応じて手続き代行をお願いするのが良いかもしれません。

2. 「失業手当」はもらえない

開業届を提出すると、「失業手当」は受け取ることができなくなってしまいます。

【Q】失業手当って何?

【A】失業者が、求職中にもらえるお金のことです。

会社員からの独立を検討している方のなかには

  • 「個人事業が波に乗るまで、失業手当を受け取って食いつなぐ」
  • 「求職中に失業手当を受け取りながら、フリーランスとして食いつなぐ」

と考える方もいるようですが、それはできません。

なぜなら、開業届を提出することが「企業への就職を希望する」姿勢に背くと判断されてしまうからです。
誤って失業届を受け取ってしまうことは、不正受給に当たるので注意しましょう。

3. 【フリーランスの開業届】開業届を出さない・提出が遅れるとどうなる?

フリーランス(個人事業を営んでいる方)は、開業届を提出する必要があります。
ですから、「出さない」という選択肢は原則ないと理解しておきましょう。

【Q】提出が遅れるとどうなる?罰則(罰金)はあるの?

【A】開業届の提出に遅れても罰則はありません。

現に、開業届を出さずに個人事業をしている方はいます。
例えば、

  • 「独立した初年度で忙しく、提出を忘れてしまっている人」
  • 「大きな節税を諦めて、青色申告ではなく“白色申告”で確定申告をしている人」

実は、白色申告なら開業届を提出しなくても納税することはできます(本来はアウト)。
ただ、青色申告で個人事業をする方が明らかにお得なので、(そもそも提出しなければならない書類でもあるので)、速やかに提出しましょう。

なお、提出する時期によっては「来年分」からの所得が節税対象になることがあるので注意が必要です。

開業届を提出するまでの流れ

開業届を提出するまでの流れ

開業届を取得する

開業届の書類は、お近くの税務署で貰うか、下記の国税庁ホームページからダウンロードできます。

税務署の所在地などを知りたい方|国税庁

開業届に必要事項を記入する

開業届に必要事項を記入していきます。
国税庁の公式HPにて、開業届の書き方が記載されているので是非チェックしてみてください。

職業欄や屋号に注意

開業届の書き方は基本的には簡単です。
選択式だったり、住所や名前のような個人情報は最初から書き方が決まっていたりするからです。

ただ、「職業欄」と「屋号」欄については注意が必要。
こちらは自由記入欄となっていて、多くの方が悩みがちなポイントとなっています。

さらに、職業欄はその内容によっては事業税率が変化する可能性もありますし、屋号の名前によってはお客様との今後の付き合い方にも影響が出てくることでしょう。

以下の記事を参考にしながら、職業欄や屋号の名前については慎重に判断していきましょう。

【見本あり】開業届の「職業名」で税率が変わるってほんと?書き方をご紹介

【見本あり】開業届の職業欄で税率が変わるってほんと?複数職業ある場合の書き方

【個人事業主】開業届の屋号って後から変更できる?社名代わりになる名前の付け方

【開業届】個人事業主の屋号の基礎知識と名付け方|あとから変更ってできる?

開業届を提出する

開業届が記入できたら、近くの税務署へ持参するか郵送で提出しましょう。

提出する際は、手元に控えを残しておくと良いです。
屋号名で口座開設するときなどに必要だからです。

郵送提出の場合は、控え分のコピーと返送用封筒を同封します。
直接持参する場合も、控え分を持っていきましょう。

開業届はどこの税務署でも提出できるの?郵送の方法や持ち物まとめ

開業届は税務署に提出!郵送で出す方法や再発行の手続きについて

【個人事業主・フリーランス必見】開業届に困ったらどうすれば?

フリーランスが開業届を出すか迷ったら

個人事業主やフリーランスの方に向けて、開業届を提出するメリットやデメリット、提出しないとどうなる?といったテーマでご紹介してきました。

結論、開業届とは個人事業を始める全ての方が提出しなければならない書類、ということですが、

「急に言われてもすぐに提出することはできない」
「書き方もよく分からない」

このように思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方は、「ココナラ」で開業届の作成代行を依頼するのをおすすめします。

ココナラとは、個人・法人の「得意」をシェアするオンラインプラットフォーム。
もちろん、開業届の作成代行をしていただけるサービスも多数出品されています。

こちらでは、なかでもおすすめな5名の出品者の方をご紹介しています。
気になる方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。

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開業届と一緒に「青色申告承認申請書」を提出したい方に

開業届を提出する方の多くが、実は同時に「青色申告承認申請書」というものを提出しています。
これは、その年青色申告(節税効果の大きい確定申告)をするために必要な書類となります。

こちらの公認会計士の方に、まるっと一括代行をお願いしちゃうのもありですね!

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まとめ

開業届のメリットやデメリットについてご紹介しましたが、メリットやデメリットで提出するかどうかを判断するのは若干論点がずれています。

なぜならば、そもそも開業届とは個人事業を始める全ての方が提出しなければならないものだから。
しかし、メリットやデメリット、「提出しないとどうなるか」知らなくていいという話でもありません。

こんなメリットやデメリットがあるんだと知っておくことで、のちの取るべきアクションプランが決まってくるからです。
ぜひ、こちらの記事を参考にして、速やかに開業届を提出しましょう。
困ったら、ココナラに相談してみてはいかがでしょうか。

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Kento
ココナラマガジン編集部ライターのKentoです。 主に「開業・開店・経営」「お金・資産運用」カテゴリーの記事を担当。 距離を感じやすいテーマだからこそ、読者の方に寄り添えるライターとしての強みを生かして、読みやすく分かりやすい記事作成に努めます!