【提出期限】開業届はいつまでに提出するべき?開業日の決め方やタイミング

開業届を出すタイミングはいつだとお得?開業日の設定や注意点をご紹介

開業届はいつまでに提出するべきでしょうか(提出期限)?
ずばり、開業届の提出期限は「開業日」から1ヶ月以内です。

ここでポイントなのが「開業日」
実は、その定義は曖昧で、ここを利用することでフリーランスや副業をしている方は大きな節税効果を見込むこともできます。
ですから、開業日をいつにするか、そのタイミング・決め方がとても重要なのです。

こちらの記事では、青色申告・節税観点でおすすめの開業日のタイミングをご紹介します。

【提出期限】開業届はいつまでに提出するべき?

開業届の提出は開業日から1ヶ月以内

開業届の提出期限は、開業日から1ヶ月以内です。

ここでのポイントは2つ、

  1. 「開業日」とはいつのタイミングを指すのか
  2. 開業届の提出期限を過ぎるとどうなるのか(提出しないとどうなるか)

順に解説していきます。

「開業日」とはいつのタイミングを指すの?

そもそも開業日とは、開業届のなかにある記入項目のひとつ。

国税庁の公式サイトより、開業日は「事業の開始等の事実があった日」とされています。

[提出時期]

事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください。
なお、提出期限が土・日曜日・祝日等に当たる場合は、これらの日の翌日が期限となります。

[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続|国税庁

編集部Y

では結局、開業届の「開業日」欄には、いつの日付を書けばよいのですか?

「事業の開始等の事実があった日」と言われてもいまいちピンときません……

これが実は、厳密には決まっていないのです。

しかし、これは決して悩ましいことではございません。

むしろわたしたちにとって、とても好都合であると理解してもいいくらいです。

【Q】なんで好都合なの?

【A】開業日の解釈は自分次第、つまり提出期限をある程度コントロールできるからです。

例えば、フリーランスのライターとして独立し、自分でwebメディアを立ち上げたとします。

このとき、事業開始のタイミングはいくつか考えられますよね。

  1. 独立を決意した日
  2. webサイトを作り始めた日
  3. webサイトが完成し、読者が集まり始めた日

このとき、もしも「❷ webサイトを作り始めた日」を開業日としていたら、その1ヶ月以内に開業届を提出しなければならないと焦ってしまうことがあるかもしれません。

しかし、「❸ webサイトが完成し、読者が集まり始めた日」を開業日と定義すれば、おのずと提出期限は伸びることになりますよね。

開業日が厳密に決まっていないので、提出期限をコントロールできるというメリットがあるのです。

注意

開業日の設定はいつでも良い(=全く制限がない)というわけではありません。

例えば、個人事業の売上が立ってしまった後に、「開業日」を設定することはできません。

事業を始めた日よりも前に売上が発生しているという状況は辻褄が合わないからです。

開業届を提出しないとどうなる?【提出期限に間に合わない場合】

編集部K

開業届は、開業日の設定次第で提出期限が伸びる可能性があるのね。

でも、それでも提出に遅れてしまったり、逆に提出をしないでいたりするとどうなるの?

もしかして、ペナルティ(罰則)の対象になってしまう、みたいなデメリットがあるの……?

例えばフリーランスの方で、開業届の提出が遅れる、あるいは提出をしないでいても、罰金や追加徴税などの対象にはなることはありません。

【Q】罰則がない?だったら提出するのは面倒くさいかも……

【A】罰則がなくとも「ルール」なので提出すべきですし、開業届を提出することで大きなメリットもあります。

フリーランスの方・副業の方を始め、開業届を提出すると以下のようなメリットを受けることが可能になります。

  • 最大65万円の節税(青色申告)
  • 退職金がもらえる(小規模企業共済)
  • 屋号を手にして、社会的信用のUP
【フリーランスの開業届】出さないとどうなる?提出するメリット・デメリット

【フリーランスの開業届】出さないとどうなる?メリット・デメリットを解説

補足 

既に売上が立っている個人事業で、開業届を提出するとどうなるのでしょうか。

フリーランスや副業の方で多く見受けられることがあるこちらのケース。
これは、手続き上は「開業日以前に立った売上は、この事業の売上ではない」と見なされます。

すると、その分の売上、あるいはその年の売上は「白色申告」で確定申告をすることになります。
結果、思うように「控除」が受けられなかったり、「経費」が認められなかったりすることが考えられます。

気にしなければならないことは、開業届の提出に遅れてしまったことではなく、「立てた売上に対してきちんと税金を納めること」だと押さえておきましょう。

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開業日の決め方やおすすめのタイミング!【青色申告・節税対策】

「開業日」はいつに設定すべき?注意点まとめ
編集部

フリーランス・副業をしている方のおすすめの開業日の決め方・タイミングは、

  • 「初期費用がある(多い)場合」
  • 「初期費用がない(少ない)場合」

で大きく変わります。

こちらでは、上にある状況に加えて、「完全に提出期限を過ぎてしまった場合」の計3つのケースを用意し、フリーランス・副業をしている方におすすめの提出のタイミングをご紹介します。

1. 初期費用がある(多い)場合

初期費用がある(多い)場合は、なるべく「早めのタイミングで」提出するのがおすすめです。

【Q】早めに提出すると、どんないいことがあるの?

【A】初期費用を「経費」として計上できるので、大きな節税効果を見込むことができます。

開業届を出したあと(開業日以降)に、かかった初期費用は「経費」になります。

例えば、

  • 店舗を借りるための家賃
  • パソコンなどの機材にかかったお金
  • 雇った人に払う人件費

といったものがすべて、経費になるのです。

そもそも税金とは、収入(売上)から、経費や控除を引いた「所得」にかかるもの。

ですから、初期費用が経費になるということは大きな節税効果をもたらすのです。

補足

開業届を出す前(開業日以前)に、かかった初期費用は「経費」として認められません。

税務署からすれば、そういった初期費用は事業を始める前にかかった費用としてみなされます。

つまり、「事業とは関係のない個人的な出費」と判断されてしまうのです。

やはり初期費用がかかる事業を始める場合には、なるべく早く開業届を提出しておくのがよいでしょう。

2. 初期費用がない(少ない)場合

当然ですが、初期費用がない(少ない)場合も、基本は速やかに開業届を提出するのがベター。

しかし、初期費用がない(少ない)場合に限っては、提出のタイミングをもう少し「本業とのバランス」をみながら進めてもいいかもしれません。

なお、失業保険をもらいながら独立を検討したい方は、開業届を提出してしまうと「不正受給」にあたるので、提出は控えた方がいいでしょう。

【Q】本業とのバランスをみるってどういうこと?

【A】売上が立つまでは本業に専念する、あるいは個人的なこだわりを持った日付を開業日にする、といったような柔軟性を持って(開業届を)提出することが可能という意味です。

例えば、FXやECサイト運営、webメディアのような、いわゆる「ネットビジネス」を始めようとしている方は、実店舗経営に比べると比較的初期費用が少ないはず。

これは、経費にできる費用が少ないともいえるので、売上が立つまでに開業届が提出できれば良い、という考え方でも提出が遅くなることはないと思います。

ちなみに、年間の事業所得見込みが副業で20万、専業で38万円を超えるのを想定しているならば、開業届は速やかに提出した方がお得になります。

補足

こだわりを持った開業日の設定をしてみるのも一つの案です。

言ってみれば、開業日とは「個人事業の誕生日」

無理のない範囲で、思い入れのある日付に設定してみるのもありかもしれませんね。

3. 完全に提出期限を過ぎてしまった場合

完全に提出が遅れてしまっている場合は、速やかに提出しましょう。

その際に、「青色申告承認申請書」も一緒に提出できると、節税効果がより高い確定申告により早く切り替えることもできます。

【Q】青色申告承認申請書って?

【A】開業届を提出した個人事業主が、青色申告をするために必要な申請書です。

確定申告には、「青色申告」と「白色申告」の2つのやり方がありますが、より高い節税効果が見込める青色申告をするには申請書(青色申告承認申請書)の提出が必要です。

実は、青色申告ができるのは開業届を提出した人だけ。

ですから、青色申告をする一番早い方法は、開業届と一緒に青色申告承認申請書を提出することになるのです。

青色申告承認申請書をダウンロード

【完全に提出期限を過ぎてしまった方へ】作成代行を依頼して迅速な提出を!

早く提出しなければいけないことが分かっても、本業との兼ね合いで少し時間がかかりそうな方。
少し時間を作れそうでも、書き方に不安が残る方もいらっしゃるかもしれません。

特に、開業届とはのちに確定申告を通して納税に大きく関わる書類ですから、「職業欄」に何を書くかみたいなポイントも出来れば慎重に書きたいところ。

ココナラ(個人・法人の得意をシェアするオンラインプラットフォーム)では、多くの書類作成代行サービスが出品されています。

こちらの公認会計士の方は、開業届・青色申告承認申請書を一括で作成、提出までしていただけますよ。
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メリット別!開業日を設定すべきタイミングをご紹介

ここまで、開業届の提出期限、いつ出せば節税効果が高いのか開業日のタイミング・決め方についてご紹介してきました。

もちろん、開業届の提出は開業準備の重要な工程であることに変わりはありません。
ただ、開業準備はそれだけではないということも押さえておく必要があります。

フリーランスや副業をしている方は、バックオフィス業務も同時にこなさなければなりませんが、そんなとき、本業に集中するための環境を整えることもまた必要ですよね。

そこで、ココナラから開業届に関して出品されているおすすめのサービスを3つピックアップして参りました。
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開業届について何も分からない!気軽に相談することから始めたい方に

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まとめ

まとめ(開業届 タイミング)

開業届を提出するタイミング、想像以上に「制約」が少ないことが理解できたと思います。
それは良いようにも聞こえますが、自分がどうしたいかが求められている分、悩んでしまうこともあるでしょう。

開業の準備は書類の提出だけではありません。
「本当に自分が悩むべきこと以外はアウトソースする」という考え方も、個人事業を営む上では大切かも知れませんね。
ぜひ、気軽に相談ができるココナラを利用してみてはいかがでしょうか。

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Kento
ココナラマガジン編集部ライターのKentoです。 主に「開業・開店・経営」「お金・資産運用」カテゴリーの記事を担当。 距離を感じやすいテーマだからこそ、読者の方に寄り添えるライターとしての強みを生かして、読みやすく分かりやすい記事作成に努めます!