【就活体験談】フェルミ推定のやり方を解説します!ケース面接を突破する実践論

フェルミ推定とはなにか【例題解説】やり方を5ステップで簡単理解!

外資系コンサル会社や外資系投資銀行のケース面接で問われる「フェルミ推定」の対策方法を、筆者の就活体験談を交えてご紹介。本を使ってフェルミ推定のやり方や解き方を学ぶこともできますが、この記事では例題の解説をしつつ、あくまでも面接の突破を目的とした実践的な解説をしています。

こちらで扱う3つのテーマ
  1. フェルミ推定とはなにか
  2. フェルミ推定のやり方・解き方
  3. ケース面接の突破を見据えたフェルミ推定に臨む準備

フェルミ推定とはなにか

フェルミ推定とはなにか

外資系コンサルティング会社や、外資系投資銀行、外資系の大手IT企業なども利用するケース面接で、「フェルミ推定」が出題されることも。

そこで、フェルミ推定のやり方や解き方を知る前に、まずはそもそもフェルミ推定がどういう問題なのかご紹介します。

あくまでも目的は、フェルミ推定を解くことではなくケース面接を突破すること。
ぜひ、「フェルミ推定を通して何が見られているのか」を把握しましょう。

フェルミ推定とは、「一見想像しにくい数値を推定する問題」

ノーベル物理学賞を受賞したエンリコ・フェルミ。
彼のエピソードで、当時行っていた原爆実験の衝撃波の大きさを概算するために、通り過ぎていく衝撃波に対して、数枚の紙切れを落としてその動きを見たというのがあります。

このように、フェルミ推定とは一見想像がしにくい数値について、インターネットや公的な資料に頼らず、自身の思考だけで概算しようとする問題のことです。

▼フェルミ推定の例題をいくつかご紹介

  • シカゴにピアノ調律師は何人いる?
  • 日本にあるマンホールの数は?
  • 日本の自動車の市場規模は?
  • 世界で今、宙に浮いているゴルフボールの数は?
  • 日本にいるジャイアンツファンの人数は?
  • 日本にある傘の数は?
  • ディズニーランドの12月の売上は?
  • 10年後の日本の総人口は?

ここに書かれている問題全て、フェルミ推定を解説する書籍で紹介されていたり、実際にケース面接で問われたりしています。

フェルミ推定で「論理的思考力」が見られている【ケース面接】

外資系企業で行われるケース面接を突破するために、フェルミ推定を出題する意図を知っておかねばなりません。
要は、フェルミ推定を通して何が見られているのか把握する必要があるということです。

フェルミ推定の考え方を通して見られているのは、ずばり「論理的思考力」です。

ポイントとして、「フェルミ推定をして出た数値の近似性」ではないことは強く認識しておきましょう。
例えば、10年後の日本の人口なんて、そもそも正解が存在しません。
正解がないのに近似性(どれだけ近しいか)を測ることはできませんよね。

目の前のフェルミ推定に対してどう取り組んだか、どう考えその値を導いたかが何よりも大切です。

「一緒に働きたいか」も見られている大きなポイント!

ケース面接で出題されるフェルミ推定は、もちろん能力面の判断項目として論理的思考力の高さが見られます。
一方で、面接というコミュニケーションの場ですから、そもそも「一緒に働きたいか」という点についても見られていることを忘れてはいけません。

特に、外資系企業は人事部ではなく、実務を行う部門のヘッドが面接をするのがほとんど。
その点では日系企業よりもシビアに、一緒に働きたいかどうか見られていると言ってもいいでしょう。

論理的思考力とはなにか

ケース面接で問われるフェルミ推定で求められているのは「論理的思考力」。

では、論理的思考力とはなんでしょうか。
もちろん色んな解釈はあると思いますが、こちらでは「複数の要素を関係づけて、ゴールへの筋道を立てる力」とします。

【例題】日本にあるマンホールの数は?

そもそもマンホールは、下水管や電気が通るケーブルの管理を目的にしたもの。
ここから、人里離れた森林にはマンホールが極端に少なく、人が住んでいる場所に多く存在しているだろうと想定することができます。
また、管理を目的にしている以上、マンホールの置かれ方は一定間隔と考えるのが自然です。

つまり、「日本の有人地域の面積」を割り出し、それを「マンホール1個あたりの範囲面積」で割ることでマンホールの個数を概算できると仮説が立ちます。

日本の有人地域の面積も調べることなく、頭を使って推定をすることは可能です。

例えば、「家の建てやすい平地に人が集まりやすく、傾斜面の多い山地に人は集まりにくい」という仮説を立てることで、およそ40万㎢の国土面積を持つ日本の25%、10万㎢は人が集まりやすい地域で、残り30万㎢は人が集まりにくい地域だと推定できます(日本の約75%は山地)。

あくまでも一例ですが、今自分が持つ経験や知識を関連づけていくことで「フェルミ推定」のような一見想像しにくい数値にも立ち向かうことができます。
フェルミ推定を解いているとき、頭のなかで繰り広げられている思考、それが論理的思考力です。

ちなみに、論理的思考力が優れていると、意外にも推定値は割りかし正しい値に収束するものです。

【例題解説】フェルミ推定のやり方を5ステップで簡単理解!

【例題解説】フェルミ推定のやり方を5ステップで簡単理解!

ケース面接で出題されるフェルミ推定のやり方を5つのステップに分けてご紹介します。

やり方を紹介する前に強調しておきたいことは、「順番を守ること」が正しい思考だとは限らないということ。

  • なぜその工程があるか
  • なぜその順番で考えるか

このような点に注目しながら、ぜひフェルミ推定の解き方の参考にしてみてください。

フェルミ推定のやり方【1/5】求める値を厳密にする(前提確認)

フェルミ推定のやり方としてまず最初に行うのが、自分が求めようとしている値を厳密にすること。

ケース面接やGD(グループディスカッション)で、「前提確認」と呼ばれる部分のパートです。
みんな当たり前のようにやっているからこそ、この工程の必要性について考える機会も少なかったかもしれません。

しかし、ケース面接におけるフェルミ推定で、前提確認は絶対に欠かすことのできない手順。
なぜならば、推定する数値が想像しにくいだけに、その範囲を明確にするだけで飛躍的に推定値の正確性を上げることができるからです。

【例題】日本にはいくつ目覚まし時計があるか?

まず、目覚まし時計とは何か考えます。
アラーム機能のついた時計で、「時間の表示・計測以外の機能がついていないもの」としましょう。
(スマホは含まない)

さらに、「個人あるいは法人が購入し、現在所有しているもの」とします。
こうして、

  • 工場の在庫としての目覚まし時計
  • 店舗の棚に販売されている目覚まし時計
  • 製作途中のものや捨てられた目覚まし時計

このような目覚まし時計は含まれません。

数える対象が明らかになるので推定結果の正確性が増すことを理解しましょう。

フェルミ推定のやり方【2/5】見通しを立てる(アプローチ設定)

フェルミ推定に限らず、何か目的を達成するには必ず見通しを持って行動することで、その実現性は上がります。
そこで、フェルミ推定のやり方の手順2つ目は、値を求めるための大まかな計算式を立てること。

ケース面接で取り組むフェルミ推定には当然、制限時間が設けられています。
時間内に求められていることを提供するのは社会人としての鉄則。

制限時間のなかでフェルミ推定をやり切るために、答えを出すまでのアプローチを設定することで、どの部分にどれだけの時間を割けるのか事前に把握することができます。
ゆえに、目的達成の実現性が高めることができるので、なるべく早い段階で全体の見通しを持つことが不可欠なのです。

もちろん、求めるべき値が厳密になったからこそ、見通しが立てられることはお忘れなく。

【例題】マクドナルド1店舗の年間売上は?

多少のキャンペーンは実施されるものの、客層を選ばないファーストフード店であってレストランではないので、繁忙期と閑散期が明確に別れている訳ではなさそうだ。

そこで、一ヶ月あたりの売上を概算し、その倍数計算で年間売り上げを推定する。

一ヶ月の売上は「客単価×客数」で計算可能。

  • 客単価は「商品の平均単価×平均購入個数」
  • 客数は「席数×占有率×回転率×営業時間」

ゆえに、マクドナルド1店舗の年間売り上げを以下の計算式に落とし込むことができる。

(商品の平均単価×平均購入個数×席数×占有率×回転率×営業時間)×12ヶ月

求める値が厳密になれば、次はどうその値が求まるのか全体感を掴もうとする思考を行いましょう。

フェルミ推定のやり方【3/5】各要素のブレークダウン(モデル化)

フェルミ推定のやり方として、まずは

  1. 推定する数値の正確性を上げる(→前提確認)
  2. 推定値を求める実現性を上げる(→アプローチ設定)

ことが必要です。

そして、フェルミ推定のやり方、3つ目の手順では求めたい値の見通しが立っている(計算式が出来上がっている)ので、それぞれの要素にどんな数字が入るべきか考えていきましょう。

例えば、先の例(マクドナルド1店舗の年間売り上げ)で言えば、

  • 商品の平均単価
  • 平均購入個数
  • 席数
  • 占有率
  • 回転率
  • 営業時間

について、自分の行ったことのある店舗を参考に数字を埋めていきます。

注意

個人の経験に頼っても、それが「正しい値を導く根拠になる」とは限らない、という意見を持った方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、フェルミ推定とは言ってしまえば「無人島で生活しろ」と言われているようなもの。
むしろ、個人の経験に頼らずして何に頼る?という状況でもあるのです。

常に見通しだけは持っておきながら、自分の経験や知識を元にサバイブしていく姿勢が大切です。

フェルミ推定のやり方【4/5】計算の実行

フェルミ推定の手順も終盤、出来上がった計算式に数字が埋まっていますから、その数字を元に計算を進めていきます。

ちなみに、実際のケース面接などでは、電卓の使用ができません。
筆算ができれば良いものの、やはり暗算が必要になる可能性も高いです。

できる対策としては、とりあえず簡単な数字に直すこと。
暗算ができるような数字まで切り上げ、ないしは切り下げするのが良いでしょう。
あとは、簡単な2桁×2桁の計算は慣れておくことも大切です。

計算のアプリなどをインストールして、日々練習しておくのがおすすめですよ。

フェルミ推定のやり方【5/5】求まった値の検証(現実性検証)

ケース面接におけるフェルミ推定のやり方では、値を求めることがゴールではありません。
計算をして出た値について、検証する時間を最後に数分設けましょう。

あくまでもケース面接で問われるフェルミ推定でみられているのは「論理的思考力」
それを見せる機会は、「値を出すまでの工程」だけではありません。

例えば、日本にあるぬいぐるみの個数(個人が現在所有するもの)が100億個と出たとします。
これは、国民一人当たりが90個近く持っている計算になりますから、感覚的にも多過ぎます。

そこで、計算式のどの部分が間違っていたのか、あるいは計算式に置いたどの数字が大きすぎたのか考え直してみましょう。
そして、ツボを押さえた反省に基づいて、新しい仮説を立て直すことができれば、それはそれで高い論理的思考力をアピールすることができています。

そもそもプロジェクトとは、仮説検証のサイクルを繰り返しながら成功確度をあげていくもの。
一発で100点を出すのが現実社会で難しいことは、むしろ面接官の方が理解しています。
だからこそ、誤りをすぐに訂正し、次の仮説を打ち出す姿勢を忘れないようにしましょう。

ケース面接の突破を見据えて、模擬面接でフェルミ推定を解こう

フェルミ推定(ケース面接)にもっと強くなるために

ここまで、フェルミ推定のやり方についてご紹介してきましたが、フェルミ推定の練習は面接というコミュニケーションの場で発揮してこそ。
頭で解けるようになっても、それを言葉で説明できないと就職試験を突破することはできません。

だからこそ、面接のなかでフェルミ推定を解く練習をしておくことが非常に大切です。
オンラインで受けられるココナラのサービスを使って、ぜひ模擬面接を依頼してみてはいかがでしょうか。
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まとめ

まとめ

ここまで、フェルミ推定の解き方についてご紹介しました。
こちらの記事でご紹介したフェルミ推定の例題を見れば、そこらに問題の種が転がっていることがわかります。

自分が今持っているシャーペン、いくつ日本にあるんだろうと思えばそれもフェルミ推定になります。
今、文字を書いている人は何人いるんだろうと思えば、それもまたフェルミ推定。

実は、日々の生活にフェルミ推定が溢れているのです。
特に就活生の方は、試験突破のためにフェルミ推定が生活の一部になるまで練習してみてはいかがでしょうか。

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