10分でわかる【22卒必見】就活における業界の絞り方!|逆算思考が成功の鍵

就活の難所とも言える「業界絞り」。やりたい仕事がたくさんあって、なかなか絞り込めない方も多いでしょう。それでも業界を絞ることは内定を掴むために必要なこと。本記事では絞り込む上で大切な考え方や、自分の意思決定に納得感を抱かせる秘訣をご紹介しています。

なぜ就活で業界を絞らなくてはいけない?


「就活するときは業界を絞るべき」
固定概念のように、色々な人から言われた機会はありませんでしょうか。
とはいえ、理由が分からなくてはなかなか理解まで追いつきませんよね。

実は業界を絞ることは、就活をより良くする第一歩。
その理由を本記事でしっかり説明していきます。

モチベーションを維持するため

就活は1年、人によってはそれ以上に及ぶ長期戦です。
モチベーションの維持は、就活成功の要と言えます。

もし業界を絞らずに就活していたら、いつまで経っても「1年後に働く姿」は思い浮かばないでしょう。
業界を絞ることで、具体的な働く姿がイメージしやすくなり、それを実現させるために就活するようになります。
輝かしく働く姿を思い浮かべていたら、自然とモチベーションも生まれそうですよね。
長期戦である就活において、これがとても大切です。

就活をシンプルにするため

就活はシンプルであるといいでしょう。
これはどういうことか。

もしあらゆる業界を見ていては、業界研究や企業研究などやることが盛りだくさんになってしまいます。
どんなに時間の使い方が器用な人でも、複雑な就活では疲弊してしまうでしょう。

候補を絞ることで、少しでも就活をシンプルにするのが◎。
自ずと業界研究や企業研究の負担が緩和されるでしょう。

業界を絞らないリスクとは?


ここまで「就活するときは業界を絞るべき」と説いてきました。
これではメリットだけにフォーカスしているだけなので、デメリットが明確ではありません。
そこで業界を絞らないことによるリスクをご紹介します。
幅広い業界を見たい!という方は、こちらもしっかりご確認ください。

就活が忙しくなりすぎる

あらゆる企業は、次の8業界に分類できます。

  • メーカー
  • 商社
  • 小売
  • 金融
  • サービス
  • ソフトウエア・通信
  • マスコミ
  • 官公庁・公社・団体

これだけの業界を十分な形で企業研究するのは、非常に困難です。
もしすべて網羅できたとしても、業界研究の質は低くなりがち。
また、説明会やエントリーシート作成となると、時間も体力もお金も消費します。
キャパオーバーになるくらいなら、まずは戦略的に候補を減らしましょう。

面接が通らなくなる

筆者の体験談を話すと、幅広い業界にエントリーしても、エントリーシートまでは何とかなりました。
しかし面接から徐々に、業界を絞らなかったことを後悔したのです。

例えば、面接でこのようなことが聞かれます。
「なぜ他ではなく、この業界を志望するのですか?」
特定の業界に注力した就活でないと、ここがどうしても薄い返答になってしまいます。
薄い返答では面接の通過率も落ちるので、やはりリスクと言えるでしょう。

途中で挫折しやすい

就活の中で負の連鎖が生まれると、それによって挫折しやすくなります。
面接が通らないのも、挫折の原因になり得るでしょう。

“自分はメンタルが強いから大丈夫!”という人もいますが、周りの友人が続々と就活を終える姿を想像してみてください。
どんなにメンタルが強くでも、なかなか平常心ではいられません。
ならば業界を絞って戦略的に行い、早めに内定を得た方が心理的にも良いはずです。

業界を絞るときにやるべきこと


さて、業界を絞る大切さを知ったら、早速準備をしていきましょう。
とはいえいきなり直感で業界を絞るのはおすすめしません。
将来に関わることですのでしっかり考えて納得のいく決定をしていきましょう。

将来の夢を考える

まずは自分の人生を逆算してみましょう。
簡単に将来の夢から考えること、このとき、10年後の自分を想像するのがおすすめです。
それ以上だと実現可能性が薄れますし、それ以下だと近い未来すぎます。
おすすめの逆算方法は次の通りです。

「10年後の自分は〇〇になりたい」

「そのために5年後は〇〇になっているべきだ」

「では3年後には〇〇である必要がある」

「今(来年)は〇〇をしなくてはいけない」

このようにキャリア像を逆算すると、今(来年)やるべきことが明確になるはずです。

やりたい職種を考える

やりたい職種から逆算して、業界を絞り込むのもおすすめです。
例えば営業職を志望される方なら、次のようなフィルタリングができます。

  • 法人営業 or 個人営業
  • 無形商材 or 有形商材

これだけですべての営業職を見るよりも、1/4まで候補が絞り込めます。

働きたい会社を考える

筆者が特におすすめしたい業界の絞り方が、働きたい会社を軸に絞ること。
一般的な考え方では、「業界→企業」の順番かもしれません。
しかし特定の企業に入りたいということは、少なからずその業界もしくは職種にも興味があるはず。
そのため会社軸で業界を絞るのもいいでしょう。
この場合、同時に入りたい会社の競合を見ることになるので、企業研究にも繋がります。

業界を丁寧に絞ると……
業界を絞る上で一つ注意しなくてはいけないのが、絞りすぎです。
例えば一つの業界しか見ていないケースを想像してください。
万が一、なかなか内定をもらえない時に困ってしまいます。
就職活動では、ある程度予防線を貼っておくことが重要です。

また、内定をもらってから“この業界はちょっと志向と合わないかな”と思うことがあります。
とはいえ、急な方向転換は難しいでしょう。

一方で、上記のように丁寧な業界絞りをしていると、絞りすぎてしまうことは少ないです。
自分の中にいくつか選択肢を持っておくことは非常に重要。
意外と軽視されがちな業界絞りですが、ぜひ皆様には丁寧に行って頂けたらと思います。

就活する業界を決定しよう!

【教員採用試験の面接対策】よくある質問をまずはチェック!
いよいよ、実際に就活を進める業界を決定していくときです。
企業の実情を知り、納得のいく絞り込みをしましょう。

絞り込む方法は、これまでオフラインで行われてきました。
しかし今はコロナ禍でオンラインで行うことが主流。
前例が少なく、他の人に相談しにくい……なんてこともあるでしょう。

そこでここからはオンラインでできる3つの絞り込み方法をご紹介。
組み合わせることで、納得感の高い絞り込みができるはず。

OB・OG訪問

筆者がおすすめするのは、オンラインによるOB・OG訪問です。
業界や会社のことをよく知れるだけでなく、面接の練習にもなります。
また働く人に実際に会う機会は少ないので、学生にとってはとても良い機会でしょう。

OB・OG訪問が心配な方へ

オンラインでサクッとOG訪問ができて、かつ就活相談やES添削もしてくれるアドバイザーをご紹介します。

OG訪問!就活の悩みにとことん答えます 就活の疑問にお答え・面接指導します!マスコミ業界研究にも!

複数企業の説明会に参加

企業の説明会は無料であることがほとんどです。
時間が許す限り、たくさんの説明会に参加すると良いでしょう。
会社ごとの事業を知り、また会社ごとの雰囲気の違いを見ることができるはずです。
このとき、良いなと思うポイントを最大公約数にすると、きっと行きたい業界が明確になってくるはずです。

人に話を聞いてもらう

「自分の中では業界を絞り込めたと思うけど、どこか心配になる」という方におすすめの方法。
心配になるのは、自分の決定に自信が持てていないから。
自分の考えを口に出し、第三者に聞いてもらうことで、自分の意思決定をより深いものにすることができます。

人に話を聞いてもらうときのポイントが、家族でも友人でもない第三者を選ぶことです。
身近な人であればあるほど、何となく緊張感がなくなってしまいます。
ある程度の緊張感の中で自分の考えを口に出せてこそ、高い納得感につながります。

ここでは真剣に話を聞いてくれる経験豊富なビジネスパーソンをご紹介、ぜひ頼ってみてください。

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最後に

就活 面接練習
業界選びは将来を決定する大きな決断と言えます。
本記事を参考にしながらも、ぜひ悔いのない選択をしてください。
困ったときは一人で抱えず、誰かに相談してみましょう。

また、業界を絞ることのみならず、就活でやるべきことはたくさんあります。
他にも就活に役立つ記事がたくさんありますので、ぜひそちらもご活用ください。
皆様の成功を心から祈っています。

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